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広島ピースアンドクリエイト2045は何を残したか

先日、「広島ピースアンドクリエイト2045は何を残したか」というテーマの鼎談に参加した。

大した準備もせず壇上に上がってしまったのだが、それでもマイクを持って喋っているうち、いくつか自分の意見としてはっきりしてきたので、時すでに遅きに過ぎるが、整理してみた。

 

都市を良くするためだとすればピークリの進め方はあまり好きではない。「点」に向けて刺激を与え、その波紋として効果が都市に拡がるというが、やはり点にとどまりがちである。10年間に10件近い作品ができているということだが、カンフル剤を打ち続けなければ都市が活性化しないという進め方も納得がいかない。建築家のほとんどは県外の建築家で、持続性が少なく、空間的にも時間的にも「点」にとどまってしまって、都市に向けて必ずしも有効でない気がする。

 

一方、10年間では直接発注されている公共建築は小さいものも数えると何十も何百もあるのではないかと想像する。 こちらの建築レベルを向上させることのほうが都市を良くするためには大切なことだと思う。そういう土壌があってからのピークリであれば、それはそれで納得がいくのだけれど。

 

設計の発注システムそのものに建築や設計のレベルを押し上げる機能をもたせることはできないものかと考える。

下はその一つの提案である。

  • •設計対象施設、設計料などの公表
  • •コンペ参加は自由参加
  • •審査は前回当選者、前々回当選者などが中心
  • •審査風景は最終まで公開
  • •審査には著名建築家も含める

 

このような発注システムをとることで、地方の業界全体のレベルが向上し、都市が魅力的になっていくことがイメージできるのではないだろうか。

コンペは審査が審査されるという一面がある。応募者、審査員、それに注目する人やマスコミ、全員が参加して社会を反映した建築、都市を拡大再生産的に生み出していくシステムがまずあって、それからのピークリではないだろうか。

都市を向上させていくには、トリクルダウンではなく、ボトムアップの手法のほうが有効だと思う。

 

ピークリで生まれた中工場は公共建築の在り方のある意味お手本だと思う。せっかくの財産である公共建築のあるべき姿を語り合っていくうえでのベースになればと思う。

 

 

 

宮森

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