<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

ハンナ・アーレント
「ハンナ・アーレント」という映画を観た。

ハンナ・アーレントはハイデガーの教え子の哲学者。
ナチス、アイヒマンの裁判を傍聴し、レポートを発表する。
アイヒマンは直接手を下した訳でもなく、真面目に職務を全うしただけと主張する。
一方、ハンナはユダヤの人達の中に我が身を守るため、同胞を売った人達がいたことを知る。
判断・意志のない悪と、判断・意志のある悪では、どちらが罪が重いのかというレポートは、ナチス肯定・ユダヤ否定と受けとられ、世界から総スカンを喰らう。

ハンナは判断・意志を放棄することが肯定されかねない社会の構造の矛盾を訴えようとするのだが、通じない。
判断しない、意志をもたないことこそが巨悪であり、そうならないために思索し、哲学するのだと学生達に訴える。


ハンナの指摘は現代にもそのままあてはまることで、たくさんのアイヒマンが生まれる時世のように感じる。

思索し、哲学せよ、との叱責は耳が痛い。

宮森

 
東京オリンピック
 2020年のオリンピックが東京に決まった。
どうでもいい、どちらかというと落選した方がいいと思ってたのだけれど、
汚染水漏れに政府が450億拠出するとか、東電に任せておけないとかと言われ始めて、
これは東京に決まったほうがいいと思い始めた。
これまでは一体何だったのかと思うほど本気なって、
フクシマも福島も良い方に向かうのではと思ったから。

東京に決まって、勝因が熱心なロビー活動にあったという。
地球を10周もして選挙権のある人を説得、口説き落としていく。
これってフェアなことなのか?
これまでだったら裏取引と言われていたことではないのか。
本来応募者と選挙人が直接会ったり、食事したり、パーティーしたりしていいのだろうか。
マスコミも前回のだらしなさに比べ、今回はロビー活動が功を奏したと持ち上げる始末。
何かおかしい。

汚染水漏れに対応できない状態も、コントロール下にあると言う論理もよく解らない。
ウソで説得?

スポーツマンシップから程遠いところで決まった東京開催。
だらしない決まり方だと、僕は思う。



宮森
展覧会の御案内
 新聞でも案内されている展覧会です。







中西繁氏は私が(株)東急設計コンサルタントに入社したときの直属の上司で、
渋谷の東急ハンズ等を手がけられた建築家です。
私の恩師です。
火曜日、会場に行きましたが、迫力ある絵を前にして、
建築にたずさわる者としても、人としても、深く考えさせられる展覧会でした。
月曜日(9月1日)までですが、ぜひ足を運んで頂きたいと思います。

宮森













数人会
建築数人会は仲間の建築家数人が毎月集い、
勉強したり、遊んだりしてるグループです。

約半年をかけ、各人が「時間」をテーマにレクチャーするということを試みました。
内容はお茶あり、ジャズあり、建築あり、様々で、
結構刺激的で楽しいイベントでした。
私は以前よりそのかっこ良さが気になっていた、
ロシア構成主義の建築等について読み直し、
「ロシア構成主義―その時代と建築」というテーマでレクチャーを行いました。

その成果を本にまとめました。
なかなかの物になっています。

ぼんやりと思っていること、気になっていることも、
何か機会がないと整理してみる元気がでません。
気がかりを見直して、皆で少し、スカッとした達成感にひたっているところです。






宮森
気になるニュース
今日の新聞で気になるニュースが2つ、目に入った。

1つは韓国で放送局、銀行、保険会社のネットワークに支障が出たというニュース。
北朝鮮の犯行の可能性を排除できないが、断定は難しいとある。

もう1つは福島第一原発で停電が起き、使用済核燃料プールの冷却装置が停止したというニュース。
ネズミのような小動物が感電してショートし、停電した可能性があるという。

今の社会生活の基盤であるコンピューターネットワークと電力が何らかの攻撃か事故で立ちゆかなくなるという現実を示しています。このような社会システムが何となく落ちつかない不安な生活の原因の一因のような気がします。

親亀こけたら皆こけた、ではないシステムに移って欲しいと切に願います。


宮森
呉市役所模型写真
呉市役所新市庁舎
竣工検査の予約のため所員が7階に行っているあいだ、
呉市役所のロビーでブラブラしていました。

取り壊される予定の現市庁舎と建設予定の新市庁舎の模型がセイムスケールで展示されていました。
坂倉準三の現庁舎がいかにすばらしいかを改めて実感することができました。

以前、うちの事務所にユニタールのアジミさんという方が通訳の方と共に突然来られたことがありました。
日本にやって来て、住むところを探しているのだが、どこかご存じないかということでした。
事務所の外観を見て期待されて来られたということで、誇らしい気持ちでした。
彼女が言うには、「私は意思・スピリットのない建築には住みたくない」ということでした。
そのことをいくら不動産屋に告げても、解りましたと言ってより広く豪華な設備のマンションに連れていくだけで、どうしても理解してもらえないということでした。

2つの模型を前にして、彼女が言った言葉を思い出したわけです。
新庁舎にスピリットはあるのでしょうか。
広くて豪華になっただけなら、彼女もがっかりするに違いありません。
ぜひみなさんも呉市役所ロビーに行ってみてください。

どう思われるでしょうか。


宮森

続きを読む >>
建築数人会 ロシア構成主義
仲間の勉強会「建築数人会」では今年は各人が何かをテーマにみんなに向けてレクチャーするということをやっています。 

僕は6月の初めの発表で、「ロシア構成主義」についてのレクチャーをしました。
この日に向けて久しぶりに試験前のにわか勉強のような日々を送りました。
ロシア構成主義だけでなく、その前後、その時代の他の国の動向等、何も理解していないことを痛感した次第です。

いづれにしても、近代建築が生まれるのも、たった100年程前のことという事実に驚いています。
50年前なら、たった50年前の出来事。

年をとると、こんな妙な感想をもつことができます。 


 チェルニホフ「工業都市」
 

ロシア革命からスターリニズムへの時代の流れの中でチェルニホフの空想建築もこんなに変化していきました。 



チェルニホフ「共産主義の宮殿」
 






宮森
京橋川 川土手の雑草
私達の事務所は京橋川の右岸にあります。

   

もともと「緑」は好きなのですが、 最近は、雑草に興味をもっています。 
つみ取って帰っては図鑑やネットで調べています。 かなり詳しくなってきました。 
チューリップの鉢植えを見ても、チューリップではなく、 そばに生えている雑草に目がいってしまうこの頃です。 

事務所の駐車場でシロツメグサを採集していると、所員がいきなり4つもの4つ葉のクローバーを発見しました。


   


今年は何か、とてもハッピーな年になりそうな予感です。 




 宮森
用途未定の建築を
明日への建築展」(2/18〜3/12)に作品展示しています。 

大震災から、建築・都市に何ができるかを問う、関西・西日本の建築家によるイベントです。 

急な要請でしたので、これまでの建築数人会で発表してきたものを展示しました。
1つは2001年「住宅/NEXT」に展示した「ダブルスキンの家」。 
もう1つは2011年「もう一つの建築」の「空間と光の彫刻」です。
(旧ホームページに掲載しています) 

大震災以降感じているのは、たまたまその場所、その時、その家族に向けての提案も大切だけど、一方でもう少し拡がりのある場所と時間に向けての一般解も考え続けなければということです。 
そのことをやはり建築数人会の忘年会での話題を受けて「用途未定の建築を」という形で発表しました。 
建築を決定づける考え方の順序を少し入れ替えることで、場所や時間に向けて足腰の強い建築ができるのではないかと考えたからです。 





「ダブルスキンの家」



 
「ダブルスキンの家」



「空間と光の彫刻」



 宮森